2010年12月

竹内宛メール

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ファッションのマルチチュード

BFBの修了Show

明星大学造形芸術学部

文化ファッション大学院大学

BFGU夏季合宿



Marlene Dumasハイレッドセンターの本The Idiots Are Winning.

身体/カラダ/空だ
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Feb. 23 sat. 『わからないことがたくさんある』
五郎さんの仕事道具
■木曜日のテストは、立体もCADも散々だった。間違っている部分は、そこが間違っているということは分かるんだけれども、じゃあいったい、どれが正解なのかというといまいち分からない。というかただ単に覚えていない、というのがある。CADなんかそもそも最近触り始めたばかりなのでじつにじれったい時間を過ごした。もう時間的速度が全然だめだ。本来1工程で出来る動作が5工程位かけてじゃないと出来ないのだ。うーん、もっとボタンの動作を覚えなければいけない。それに加えてパターンのひき方を覚えていないのだ。しかし、覚えたくないという気持ちもある。なんなんだろうかこの気持ちは。それにしても現在的な消費について、「大量生産」について僕はまるで意味が分かっていない。「大量生産」については懐疑的なスタンスでいるが、かといって否定するわけでもない。というよりもまず、いまいち「生産」というもの自体がいったい何者であるのかがまったくよく分かっていないのだ。パタンナーとかデザイナーとかそのようなことの次元以前にそういうことへの理解や勉強が足りていないので、いつもきちんとした認識が抜けきれなくて、心の中で何かひっかかり続けたまま、そういうことを蔑ろにしているから現在のコースでいることへの納得ができていないんだとおもう。それにはやはり、社会のその構造の中でいったい「生産とはなにか」という問題を回避していかないことが不可欠である。資本論もまだ読み終えていないし、今年はもっと「生産」についてまじめに考えなければだめだ。莫迦だからな俺は、考えないとよく分からないのだ。
■金曜日はガス屋に振り回された一日だった。ちっきしょう、エネスタめ。ちっきしょう、というのは、クラスメートTさんのよく使う独り言である。
■先日Kくんと話していて意気投合した部分が何かといえば、それはつまり機動戦とか陣地戦とかという話なのではないかとおもう。そういう戦術としてとる運動形態は機動戦が望ましいという点である。陣地戦の持っている優位性というのものよりも、機動戦の中で手に入れたい、収穫したいものがあって、それは物品の交換ということを越えた運動にあたる。その部分で共感できたのだ。何かでこの件について書いてあったけれど何の本だったかは忘れてしまった。トロツキーの言っていることとは、近いのか遠いのはよく分からない。
■それから「血の件」については、どうもチェーンメールっだったようで、後日何人かの方からそのことを聞いた。でも、これがもし本当の事だったならばどうするのだろうかと思うし、Oくんは間違いなく善意でもってこの件を僕に訊ねてきたことには間違いない。むずかしいな、こういう問題というのは。誰が悪いというものでもないし。そもそも悪いというものでもないような気がする。情報社会の副産物なのかな。それだけで片付く問題でもないか。
■すこし拾っておきたかったハンナ・アレントの『人間の条件』と、ネグリ・ハートの『マルチチュード』(上・下)を買う。『マルチチュード』は『帝国』よりもずいぶんと読みやすい。頭が飽和している状態だけれど、どんどん読んでいかなければ。そして考えよう。莫迦だからこそ考えるしかないのだ。
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(23:50 02/23 2008)

Feb. 20 wed. 『きょうのできごと』
■昨夜にOくんより、血を探しているという話(変な話じゃない、とても切実なこと。)を聞いていたので、朝起きて心当たりのある友人Eくんに確認してみるとやはり当たりだった。協力をお願いすると快く引き受けてくれた。Oくんに連絡する。普段から兄弟構成や血液型を莫迦みたいに訊ねていたのが巧を奏した。無駄ではなかった。
■10時から学校でKくんと打合せをする。3月に関するこちらからのお願い事だったのだけれど、日程的な都合などで今回は見合わせることになった。ただ、反応はすこぶる良く、今回の考え方や計画にはとても賛同してくれていた。次があれば是非参加したいという旨の意志を聞けたのでそれも良かった。またあらためて人に説明することと、それに伴なうそれぞれの反応をみることでまた再確認できる部分がおおいにある。そういう意味でとても為になった。また、Kくんの4月からの活動内容を聞いてみて、彼はきちんとしたプランとヴィジョンを持ち合わせているので、それはそれはとても楽しみな印象を受けた。頑張ってほしい。
■学校の作業は今日はデニムのパンツ作り。ずっとそれをやっていた。スティーヴ・ライヒの「18人の音楽家の為の音楽」を聴きながら作業していたら、あっという間に1時間が過ぎていた。あんまり曲の調子が変化しないから時間の経過を感じさせない。日本赤軍の話をしながら作業をしていたのも悪かったのかもしれない。とにかく、時間が経つのははやい。
■デザインコースのIさんがインフルエンザにかかったそうなのでクラスメイトのTさんと一緒に応援動画を撮る。パフュームばりの振り付けで。
■夕方まで作業したのち、YくんとWくんと打ち合わせ。二人が必要なものを揃えるのを待って、一緒に青山一丁目へ。
■セーレンのAさんのところへ生地サンプルを見せてもらいに行く。右も左も分からないYとWに、Aさんはとても親切に色々教えてくれた。本当に助かりました。ありがとう。探しているものに比較的近いニュアンスのものがあったので良かった。ちょうど前後して連絡が入り、縫製工場も紹介してもらえそうな目途が立ったのでまたまた良かった。ありがとうKさん。
■レンタル会社からも連絡があり、なんとかぼちぼちおまけしてもらえた。しかし、今年は学校側がこのレンタル会社にレンタルしなかったようで、その辺の話で少し気まずい空気が流れる。
■学校に戻る途中でHくんから電話があり、待っていた吉報が届く。よしと。またやる気が出てきた。
■学校に戻るともう18時半だったので、明日のCADの試験の練習は明日の昼間にやることにした。学校が閉まるまでパターン修正をする。
■帰りの電車は連絡事項のメール打ちで、まるで本を読めなかった。
■Oくんより、急を脱したという連絡が入る。ひとあんしんだ。
■家に帰り、Yさんにロックミシンを返しに行く。その途中で運転中にIくんから連絡があり、6月に関する依頼を頂く。やり応えのありそうな話だったのでふたつ返事で了承する。まだきちんと打合せをするまでは書けないけれど、決まったら書こうと思う。
■Yさんにロックミシンを届けてチャイを頂く。Yさんは3月あたまから1年ほどアルゼンチンに行ってしまうので、チャイを飲みながらその辺の話をする。とても興味深い動機でもって行くようなので、その計画もおおいに楽しみにおもう。きっと時間はかかるだろうけれど、ぜひ遂行して欲しい話だった。そして自分も頑張らなければなと、改めてておもう。
■帰ってから、風呂に入りながらMくんと電話で少し話をする。途中で電池が切れた。三日ぶりくらいに頭を洗ったのでとてもすっきりした。
■さあ、いまから明日の午前中の試験、ドルマンスリーヴジャケットの立体裁断の練習をしようか。どうしようか。
■明日は一日中、試験まみれである。

(02:12 02/21 2008)

Feb. 17 sun. 『エスモードをみる』
■エスモードのショーを見に行く。それにしても、あんな住宅街の中にあるんだなエスモードってば。自分が在籍していないところのショーなどを見るのは初めてだった。肩パッドやバレンシアガのようなウエストとヒップの関係性、アクションペインティングに至るまで、かなり時代を色濃く反映した作品が目に付いた。全体的にはきちんと先の仕様まで行き届いた作品が多く、そういった気配りの丁寧さが完成度の高さを裏付けていたように思う。あとは、素材感の良し悪しが結構目に付いた。
■見に行く目的だったエスモードのMくんの作品は、以前トアルで形を探っている段階を見せてもらっていたが、いったいどの作品だったのか気付かないほど変容していた。フランク・ゲーリーを題材としたその作品が、どのような経緯で変容していったのか、それが興味深く想えた。機会があれば説明を訊いてみたいところだ。
■その後、一緒に見たTくんとMさんと「cafe MANGROVE」でお茶をする。お茶をするはずだったのに皆がアルコールを摂取していた。僕は赤ワインを飲んだのだけれどこれが美味しかった。チリ産で胡椒とフルーツが効いているような感じのワインで、名前は忘れた。食べ物は「生春巻き」と「えびトースト」とつまみ程度しか食べなかったけれど、どれも美味しかった。きっと他の物も美味しいに違いない。ここはまた今度行きたい。Tくんとは久しぶりに話したけれど、元気そうだったのでなによりだった。Mさんは、鼻の下を引っ切り無しに押しながら話す光景がやけに気になったけれども。笑いでもこらえていたのだろうか。
■新宿に寄って帰る。欲しかったアントナン・アルトーの本がなかったので読まなければと思っていた『ドゥルーズ 流動の哲学』を購入。他にも読まなければいけない本がたくさんあって、なんだかそれらを見ていると嬉しいやら胃が痛くなるやらで複雑な気持ちであった。それから、このまえ作業中の明け方にラジオから流れてきたのを思い出して探しに行くとやっぱりあった。前は探しても無かったのに、いつの間に発売されたんだろうか。映画館で観てからあれ以来“無くてもよかったような”音楽は、強く印象に焼きついていた『トニー滝谷』を購入。あの、なにも無くなってしまった部屋がとても好きだ。タワレコではプチ旅行帰りのTくんにばったり遭遇。
■TCのバイト代が入ったからって調子に乗って散財していると、あっという間に無くなる。
■Iさんとお茶でも、ということになったので本を読みながら待っていると、「途中まで出てきたけれど、ストーヴをきちんと消し忘れたか心配なので今日はやっぱり止めましょう」とのこと。ということで僕も帰る。ストーヴは消えていたそうで、よかった。
■若松監督の『実録-あさま山荘への道程』を借りようとTUTAYAへも行ったはずなのに、CDを閲覧している間にすっかり忘れてしまい、そのことを思い出したのは家に帰ってからのことだった。莫迦過ぎる。
■しかも、エスモードを見たあとに写真美術館へ行こうと思っていたのを今書きながら思い出した。
■しかし。なんなんだ、このどうでもいい内容の日記は。

(02:01 02/18 2008)

Feb. 16 sat. 『展示は終了した。』
■会期中、ほとんど僕はその場にいなかったわけだがそれでも何人かの方と話す機会があった。やはり説明を控えただけあってこちらの示唆していた作品の内容とは異なる見解でもって作品を受け止めていた方が殆どだったけれど、それが逆に新鮮だったり、また新たに、無意識的に内在している事象を蜂起させるような、興味深い捉え方だったりしたことも中にはあった。それはたとえば、さる方によれば、ある一つのきわめて限定的なフォルムに限っての衣服を製作する事により逆説的に衣服の背景にある事柄を示唆しているように見て取れる。そのような観点をアフォードしようという企みが意図なのではないか。というような指摘を受けたり。ほかの方とも作品から入って、社会についてのこと、ストレスについてだったり満員電車の感覚の話など、それでまた話をしながら共にお互いに考えを巡らせたり。お互いに煮詰まって、うーん、となるときもあったりと。作品を通してそのような話が出来る機会は本当に有意義な時間だ。そういえば、アンケートの中に「非生産的なところが良い」という感想があった。その方がどのような意味合いで書かれたのかは分からないが、僕は決して非生産的な運動を起こしているのではなくて、非物質的な生産を起こしているつもりだし、そういう意味で生産的な物を求めている。フォーディズムからポストフォーディズムへと変容していく社会の流れに合わせてますます物質の適合性や最適化が計られる中で、非物質的な生産は、それこそ僕にとっての命題であるとおもうのだ。ある中年の、たぶん技師の方だと思うんだけど、その方と話をしていて最後に「でも、こういうのを見ると頭が若返ってくるから楽しいね。」と言われたのがとても嬉しかったし、そこに何か答えがあるような気がした。だからやっぱり自分の場合は、答えを与えるものではなく、質問を投げかけるような質のものであることが作品のスタンスとしてはまずは大事なんだろうとおもう。樹木ではなくリゾーム状の関係性を築きたい。
■なんだかだめだ。頭が飽和状態で、イメージは有れどもあんまり上手に書けない。
■だからこそとても残念だったのは、自分のなかで心の準備が出来ていなかったことだ。そもそも展示自体にぜんぜんやる気がなくて、ある程度の物質的な準備すら怠っていたからその時点で人に見てもらおうということ自体が甚だしいことだけれど、意外だったのはけっこう興味を持ってくれる方がいたことで、せめてもの心の準備さえもしていなかったことはかなり勿体無いことをしたとおもった。会期中は、3月の準備やその他のことしか考えていなくて、たまたま会場にいて、急にアフォーダンスの説明を求められてもなかなか上手に説明が出来なかった。そのせいで、せっかく向こうも何かを感じえそうな、何かそういう生産的な予感を蔑ろにしてしまった場面が何回かあったのも事実だ。集中力というか、そういう心の準備がもっと必要だなと痛感した。
■今回は説明をなくして、写真で工程作業を展示した。説明が多いとなにか「博物館的」な匂いのする物になってしまうような気がして、かといって少なければそれはそれで伝わりづらい難解な印象を与えてしまって、なかなかその辺の兼ね合いというのがむずかしかった。もっともっと勉強して考えなければならないことがたくさんある。というか、それ以前にやる気のなさが大問題ではあるんだよな。
■最終日は工程分析表や縫製指示書をまとめて徹夜明けでファイルを提出してそのまま打ち上げへ。さらにそこからアーバンリサーチの10周年記念イベントへ。眠すぎてほとんど眠っていたけれど。そういえばテイ・トウワがDJをしていたな。ハウスは好きではないのであまり興味を持って聴いていなかったけれど、でもやはり、掴み方や音を集約させて発散させる構成はぼんやりと聴いていたって他とは違う風格を感じた。
■ひととおり展示は終わった。さて、これから25日まで試験と課題のあけくれだ。

(03:40 02/17 2008)

Feb. 12 tue. 『展示がはじまる』
『姿勢の姿勢』展示
■やっと展示が始まって、普通なら一息つきたいところだけれど、僕の場合はぜんぜんまだひと息もつけない。だいたい、開催中なのにも関わらず、午後4時くらいまでは封鎖していた。準備が間に合わなくて、たまたまショウを観に来たOヌマくんに手伝ってもらった。人に手伝ってもらってばかりいる。展示の仕方もなかなか納得がいかなくて、多分また明日の朝からちょっとづつ変更していくのだろう。「間」が下手に感じるんだよな。最終日の15日にはなんとか形になれるような構成に持っていきたい。最終日にオープンというのもハイレッドセンター的でよろしいのではないか。
■よろしいわけがない。
■14日と15日(は15時まで)文化学苑内の遠藤記念館横のギャラリーで展示しているのでよろしければ見てみてください。多分展示の完成はしていないけれどもね。
(02:08 02/13 2008)

Feb. 10 sun. 『ヘルプ』
稲田堤ホームにて
■東京地方に雪が降ってまた二回目の雪が降って、その間にいったい何をしていたかというと、徹夜をしていた。4回は徹夜した。3キロ痩せた。なので、ここのところずっと慢性的な疲労感に襲われている。
■Kムラくんに手伝ってもらっている、Hクオカくんにも手伝ってもらった。二人にはとてもお世話になった。手伝ってもらったうえに、彼らのおかげで眠ってしまわずに済んだというのもある。それに、Mチダくんにはミシンを借りている。スーパーグビルにもお世話になっている。ヒグチ薬局で売っている内服液なんだけれど、これがまたとんでもなく効く。どうも鹿の角とかが入ってるそうだ。なぜか新宿西口のヒグチでは、二箱買うと一箱付いてくるという、いったいどういうシステムなのかよく分からない馬鹿みたいなことになっている。なんだってんだ。
■作りながら気を付けていることにいちいち気が付きながら作業をしていています。展示に仕方とか、キャプションのことをまだ何も考えていない。どうしたものか。来観者に試着してみてもらえるようにしようということくらいしか決まっていない。とにかく、まずは物を完成させなければ。

(05:21 02/11 2008)

Feb. 03 sun. 『アントニオ・ネグリが来るんだけれど』
自宅二階より
■きょうは終日自宅にて作業。人知れず負傷しています。
■節分なので、せっかくだからと豆を投げてみたのだが、ふざけて思いっきり力を入れて投げたら肩を痛めてしまって、それからずっと痛い。球が軽すぎたのが敗因だ。ただの豆だしな。気温が低かったので肩が暖まってなかったのもいけなかったのかもしれない。たとえ豆といえども、ブルペンでウォームアップをしなければ痛い目に合うということが分かったのがきょうの収穫だ、と強がってみても気分は晴れない。とにかく痛みをこらえながらミシンを縫っている。
■僕がいま作っている服は、パーツが多いうえにパターンが細長すぎて、学校では「うなぎ博士」などと言われたりしているが、最近ようやく、どこがどのパーツだか分かるようになってきた。それで、一箇所縫い終わるたびにココアがコーティングされているピーナッツをほおばっていたのだが、だんだんそれが、一たび終わるごといちいちご褒美の餌をもらってるような気分になってきた。アシカか。と思えてきて、そういえばダイエットしてると言いつつキャベツも食べ忘れてるし、そう思うとほんとうに体型までもアシカになってしまうかもしれないぞと少し心配になってきた。
■J-WAVEにて0時くらいからWWDの山室さんが出ていて、「あなたにとってファッションってなんですか」という意味のことを話して、うーん、またここで社会のこととか、身体のことについて思いを巡らしてしまう。そういうときにいつも、確実に自分はデザイナーじゃないなと身に染みるのだ。俺はいったいなんなんだ。そうでなくても、3月の展覧会の時もなにかそのようなアンケートが取れるような類いの展示をひとつ置こうかなと考えていたのだ。そしてそういうことから、いったいどのような収穫が得れるのだろうかということについても考えてしまう。トレンドセッター(本当にファッションを動かす力のあるデザイナー。山室さんは「少なく見積って、五人とか」と仰っていた。)の名前を、たとえばひとり、ニコラ・ゲスキエールの名を挙げていたが、出来れば4人目くらいからが訊いてみたかった。ニコラ・ゲスキエールは学生でも挙げるだろうからな。

■アントニオ・ネグリが3月に来日するのでとても興奮している。たとえるならビートルズクラスの興奮だと思うんだけれど、誰に言ってもそれを分かち合えないのがすこしもの悲しい。これまたちょうど3月の展覧会の中でタイトルや或いは内容に「マルチチュード」という言説を取り入れようかと考えていたものだから、時代的なムーヴメントとしてもドンピシャリかもしれないぞと興奮度も倍増する。ただそれには、「マルチチュード」を完全に把握している自信がないので、もう一度分析する必要がある。そして「マルチチュード」が果たしてわかり易いのかという点にも問題は残る。そういうこととは別に、東大や芸大でシンポジウムみたいなのがあるようなので出来るだけ全部行こう。そしてまた考えなければ。だからそれまでにもう一度『帝国』を読み直しておこう。
■きょうは徹夜だ。

(03:32 02/04 2008)

Feb. 02 sat. 『白黒をカラーコピーするAらき』
マン・レイ「アントナン・アルトー」
■最近アントナン・アルトーのことが気になって仕方がないんだけれど、いまは集中しなければならないことが他にあるので、それらが終わったら調べてみよう。写真が彼だ。
■ここ三週くらいつづけて、土曜日になるとAらき(※写真が彼ではない。)が学校を訪れる。来シーズンに向けての資料を図書館に調べにきているのだが、きょうは、カラーコピー機で白黒の資料を印刷するというなんとも間抜けなことをしでかしていて、とてもリッチなモノトーンのコピーが出来あがっていた。むだに。あいかわらず亀梨のような顔をしているが「でぁいちゃんさぁ」と、あいかわらずあの調子の声である。他愛もない会話からアトリエの様子を垣間見ることが出来き、それはほんの少しの側面でしかないだろうが、やはりそういうのを聞いていると営業面の大事さなどをあらためて感じたりするのである。ちなみに、Aらきなどは写ってないそうだが今度のハイ・ファッションにアトリエが出るそうだ。
■それで先週だったかな、Aらき的にみて、いったい僕が何処で働けばいいと思うか(※このさい入れるか入れないかは置いておいて)を客観的な視点で訊ねてみたところ、ミハラとミスターハリウッドの名前が出てきた。偶然にもその二つとも僕は好きではなかったので、というか、好きになれない何かがあるので「どっちもきらいだよ」と答えた。四の五の言わずにどこでも働くから、なんならドブさらいからでも厭わないからとにかくどこか言ってみてくれとせがんでおきながらその言い様はないだろうともおもったが、きらいなのだから仕方がない。それで、きらいだよと答えたものの、それがなぜなのかという理由をいくら連ねてみても、一番ピンとくることをその時は上手く説明できなかったのだが、その後日、K(妹)と茂木さんの話をしていてその時にそうかと思い出したのが、彼らには感じないということだった。クオリアを。感じないのだ。それが一番の理由なんだとおもう。上手かもしれないけどそれで、みたいな。残念ながら、そこにまったくクオリアを感じない。どうしたって、いかんせん感じないのだ。しかし、たとえばマルタンマ・ルジェラにはとても感じるのだ。クオリアがプンプンしているんだよなマルジェラには。それで、僕は多分とくにそういう部分が好きなんだと同時に、超越論的な情感性とかそういうのを、そこをとても重視してるんだなとおもった。とにかくミハラやミスターハリウッドにはクオリアを感じない。そういうことなんだとおもう。

■学校帰りにうっかり寄ったタワーレコードでアヴァンポップとコンテンポラリーを中心に試聴。試聴していたら、とにかく楽しくなってしまい、気が付けば1時間はゆうに越えてしまっていた。はやく帰らなければならないのに。それにしても北村早樹子という人。聴心器というアルバム。なぜそんなに心を突き刺すような声で歌うのだろうか。ちょっと最近は聴かない、久しぶりに聴くような声だった。あと大友良英の2曲目はよかったなあ。良かったけれどお金がないので買えないからまた試聴しに行こう。
■帰り際に、せっかくパティシエ辻口博啓の和菓子屋『和楽紅屋』のどらやき「紅とら」をK(姉)から頂いたのに、帰ったら食べようと思いうれしくて大事にしまったら、どこにしまったのかぜんぜん分からなくなってしまい、結局見つけることができなかった。あのどらやき。どこにいっちまったんだろうか。

■朝、起きると今年二度目の雪が降っている。きょうの鬼役はさぞかしたいへんなことだろう。

(05:05 02/03 2008)

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